キッチン改修工事を終えて~振り返り~
GWも終わり、通常の生活が戻ってきました。
先月末でキッチン改修工事が終わり、保健所の審査も無事に通りました。
あとは通知を待つのみです。
photo by seiko-san
ちょっと長くなりますが、昨年夏のきっかけから今年4月末に保健所の検査が終わるまでの流れを振り返ってみたいと思います。
2020年夏
ごはん作りの活動を始めてからお弁当を作れる厨房を、と都留市内の空き物件やシェアできるところを細々と探していました。
昨年2020年夏に、ひょんなことから都留のハム屋の矢野さんとの会話で
「家のキッチンを改修して飲食営業の許可を取っちゃえばいいんだよ~」
と言われ、目の前がパッと明るくなる感覚☆
次の日に早速保健所に聞きに行ったところ、自宅で使ってる台所との併用はNGとのことで、前提が駄目なのか、と早々と再び物件探しに戻りました。
2020年晩秋
田んぼの収穫も無事に終え、ホッとしながら来年を考えたとき、
来年度はもう少し規模を拡大しようという考えも浮かんできて、
なんとなくお米作りとごはん作りの2本柱を自分の仕事として確立していきたい
という思いが強くなりました。
ただ、この構想は、おそらく自分一人の力や資金では到底出来ないことだなと思いました。
2020年冬
年末12月、市役所の森嶋さんと小林さんとゆっくり話す機会があり、
自分が抱いている来年の仕事のしかたを相談してみよう、という気持ちになりました。
スムーズにお互いのスケジュールも合い、都留市役所に行って私の思うところを一通り聞いてもらい、田んぼでのお米作りや、お米を使ったごはん作りを進めるにあたって市からサポートしてもらえる事を聞きました。
そしてキッチンの空き物件を探している件も話したら、
幾つか空き物件を挙げてくれたのだけど、最後に一言
「物件探して家賃を増やすより、家を改装しちゃえばいいじゃないですか??
2階に水道を引けば自宅と飲食営業のキッチンを分けられるから大丈夫でしょ~。」
というお言葉!
再び目の前がパッと開けた感じ☆
という事で、再び自宅改修案が動き始めます。
<いくつかの関門>
まずはそもそも「借家であるこの家の改装をさせてもらえるか」
という第一関門。
友達でもある大家さんの山ちゃん&智ちゃんに家に来てもらい、
キッチン改修をしたい、2階に水道を引きたいという旨を説明。
すんなりとOKを出してもらえました!
2021年1月
次の関門は、実際に2階に水道をどう引くか?
DIY感覚で出来るものではないなぁ。。ということで地域の水道屋さんを探すことに。
地元の人たち何人かにお勧めの水道屋さんを紹介してもらえないか、聞いて回りました。
しばらく探したものの、ここ!!というところが見つからず、
ここで再び登場、何となく新年のご挨拶に伺った都留のハム屋・矢野さん
「去年話していた自宅を改装計画が出来そうなんですけど、2階に水道を引く工事をしてくれるお勧めの業者さんいないですかね~?」
とちょっと話したところ、ニヤッとしながら背後にあるよく年末に業者さんから配られるカレンダーを指して
「ここ、色々と細かく対応してくれていいよ~」との一言。
そのカレンダーに書かれていた大月にある「ほっとハウス」という名前を記憶に、
後日「こういう理由で何件か見積もりを立ててみたいので、一度見に来てもらえませんか??」という内容で電話してみました。
2021年2月
色々と慌ただしく時が過ぎほっとハウスの河野さんという方が自宅まで現状を見に来てくれました。
他の業者さんを何件かあたって、その中からいい所を選ぶつもりでしたが、
実際にお話をしてみてよく話を聞いてくださり適切なアドバイスを頂けたので
このままこの方にお願いしようと思いました。
会話の中でよくもらった言葉が「焦らずにじっくりと考えて事を進めた方が良い」
ということ。このアドバイスはその後も至る所で為になりました。
2021年3月21日
その後も何度か打ち合わせに来てもらい、
細かいキッチンのイメージや、自分でも出来ること、プロにお願いすることを明確にしながら話を詰めていきました。
最終的に大家さんも交えて工事の詳細を確認し、見積もりを立ててもらい
正式な最終依頼。
見積書を見て今までで初めての高額な金額。
あの瞬間に決断して依頼することは、
その場で比べるものも無く、相談する人もいなく、正直とても怖くて戸惑いがあったけど、決断したら覚悟が決まりました。
そして最大の関門、資金繰りについて
最終依頼した3月21日の時点で半分ちょっとの目星はついていたけれど、全ての資金が準備出来ているわけではありません。
工事費の残り50万円と、キッチン含む飲食営業の準備金としての20万の合計70万円。
そこで前々から周りの人たちからアドバイスを受けていた
「クラウドファンディング」案が動き始めます。
2021年3月27日
この記事を上げた後のみんなの反応が凄くて、驚きでした。
そして実際に振り込まれる応援金、
それを確認する度に、もう大丈夫 という確信がありました。
ここからはもう勢いがついて進むのみ。
GWが明けて最終的に集まった応援金についてはこちら↓
昨年の夏からの流れを振り返ってみて、
ここ!!という時にキーパーソンとなった人たちがいたのを再確認しました。
そしてその方たちだけでなく、多くの方たちの応援のメールや実際の言葉が
どれだけ励みになったか・・・・一言では決して言い表せません。
心より感謝いたします。
ありがとうございました!